よくある質問
愛知県タイヤ商工協同組合にいただく良くある質問をまとめました。
使用上の注意
スリップサイン
スリップサインってなに?
ミゾの深さが 1.6mm まで減ると出てくるサインで、タイヤの円周上に6ヶ所あります。
このサインが出たら取り替え時。新品タイヤと交換しましょう。
![]() 新品時 |
![]() 磨耗時 |
空気圧
タイヤの空気圧って、そんなに大事なの?
空気圧不足は、タイヤの故障の原因になります。
定期的にチェックして、自動車メーカー指定の空気圧に調整してください。
タイヤクリーナー・美化剤
タイヤクリーナーや美化剤は、どんなものを選べばいいの?
タイヤにひび割れなど、有害な影響を及ぼすものもあります。
タイヤメーカーが推奨する商品をご使用ください。
サイドのひび割れ
タイヤの保管方法
タイヤはどうやって保管すればいい?
タイヤは、直射日光、雨および水、油類、ストーブなどの熱源および電気、火花の出る装置を避けて保管してください。
また、タイヤ内に水、小石、砂、金属片、木片などの異物が入らないようにしてください。
故障の原因となりますので、万一入った場合は、すぐに取り除いてください。
タイヤメーカーが推奨する商品をご使用ください。
タイヤをホイール付きで保管する場合は?
ゴムやコードの緊張をやわらげるため、空気圧を使用時の 1/2 程度に落として保管してください。
再装着時には使用空気圧に調整してください。
また、タイヤを直接ビニールタイルなどの床の上に置くと、化学変化により床面を汚染する場合がありますので、直接接触しないようにしてください。
ローテーション
タイヤローテーション
タイヤローテーションってなに?
車に装着されているタイヤの位置を交換することです。
タイヤローテーションをするメリットは?
1.偏摩耗(片減り)の防止
2.ライフ(寿命)のアップ
3.疲労度の均一化
4.足回り異常の発見
など、さまざまなメリットがあります。
タイヤをホイール付きで保管する場合は?
ゴムやコードの緊張をやわらげるため、空気圧を使用時の 1/2 程度に落として保管してください。
再装着時には使用空気圧に調整してください。
また、タイヤを直接ビニールタイルなどの床の上に置くと、化学変化により床面を汚染する場合がありますので、直接接触しないようにしてください。
タイヤローテーションはいつ頃すればいい?
目安として、5,000km~10,000km 走行ごとがお勧め。
(FF 車および摩耗初期は早めに!)
タイヤローテーションのやり方を教えて。
乗用車用タイヤのローテーション例
トラックおよびバス用タイヤのローテーション例
タイヤの選び方
タイヤのサイズ表示
タイヤのサイズは、どこに書いてあるの?
タイヤの側面(サイドウオール)に表示されています。
タイヤの側面には、その他に
・商品名・ブランド名
・メーカー名
・製造国、製造年・週
・回転方向
・スリップサインの位置を示すマーク(▲)
が表示されています。
タイヤのサイズの見方は?
代表的な乗用車の場合
(例)185/70R14 88S
ホイルサイズの見方は?
代表的な乗用車の場合
(例)31×10.50R15 6PR
インチアップ
インチアップって?
タイヤの外径を変えずに、タイヤ、ホイールの径を変えて、偏平化する方法です。
1.タイヤの外径と幅はそのままで、インチアップする方法(上図(1) (4) )
タイヤ幅を同じサイズでインチアップする場合は、5%の低偏平率化で対応します。
つまり、標準タイヤが 185/70R13 なら、(1) 195/60R14 (4) 195./55R15 となります。
2.タイヤの外径を変えずに、1サイズ幅を広げてインチアップする方法
タイヤ幅を1サイズ広くした場合は、10%の低偏平率化によって対応します。
つまり、標準タイヤが 185/70R13 なら、(2) 195/60R14 (5) 205/50R15 となります。
3.インチアップせずにタイヤ幅を広げる方法
5%の低偏平率化を前提とした場合、ホイールはそのままで、タイヤ幅を1サイズ幅広化できます。
標準タイヤが 185/70R13 なら、(3) 195/60R14 となります。
が表示されています。
タイヤ装着時のポイントは?
■インチアップの場合
インチアップによるタイヤ幅の広がりは少ないので、装着上の制限はありません。
ただし、フェンダーや車体への接触がないかを確認してください。
■セイムリムの場合
60 シリーズで低偏平化する場合、タイヤ幅は 70 シリーズに比べ 20~30mm 広くなります。
ですから、装着できる車種はある程度限られてしまいます。
低偏平率化のメリットは?
トレッド(接地面)の設置面積の拡大が、最大のメリットです。
乗用車用ラジアルタイヤサイズ対応表
乗用車用ラジアルタイヤサイズ対応表(70・82シリーズから65・60シリーズへ)は?
標準装着 サイズ |
対応サイズ | |
---|---|---|
65シリーズ | 60シリーズ | |
145/70R12 | 155/65R12 145/65R13 |
165/60R12 155/60R13 |
155/70R12 135R12 |
155/65R13 | --- |
165/70R12 145R12 |
165/65R13 175/65R13 |
175/60R13 185/60R13 |
175/70R12 155R12 |
175/65R13 | 185/60R13 195/60R13 |
155/70R13 135R13 |
165/65R13 175/65R13 |
175/60R13 185/60R13 165/60R14 |
165/70R13 145R13 |
175/65R13 185/65R13 165/65R14 175/65R14 |
185/60R13 195/60R13 175/60R14 185/60R14 |
175/70R13 155R13 |
185/65R13 195/65R13 175/65R14 185/65R14 |
195/60R13 205/60R13 185/60R14 195/60R14 |
185/70R13 165R13 |
195/65R13 185/65R14 195/65R14 |
205/60R13 215/60R13 195/60R14 205/60R14 215/60R14 |
195/70R13 175R13 |
195/65R14 205/65R14 |
215/60R13 225/60R13 215/60R14 |
175/70R14 155R14 |
185/65R14 195/65R14 185/65R15 |
195/60R14 205/60R14 215/60R14 185/60R15 195/60R15 |
185/70R14 165R14 |
195/65R14 205/65R14 185/65R15 195/65R15 |
205/60R14 215/60R14 195/60R15 205/60R15 |
195/70R14 175R14 |
205/65R14 195/65R15 205/65R15 |
215/60R14 225/60R14 205/60R15 215/60R15 |
205/70R14 185R14 |
215/65R14 205/65R15 215/65R15 |
225/60R14 215/60R15 |
195/70R15 | 205/65R15 215/65R15 |
--- |
205/70R15 | 215/65R15 | --- |
車輌への装着にあたっては、道路運送車輌保安基準に適合(車わく・フェンダーなどとの接触、または回転部分の突き出しがないなど)することを確認してください。
乗用車用ラジアルタイヤサイズ対応表(65シリーズから60・55・50シリーズへ)は?
標準装着 サイズ |
対応サイズ | ||
---|---|---|---|
60シリーズ | 55シリーズ | 50シリーズ | |
165/65R14 | 175/60R14 185/60R14 |
185/55R14 195/55R14 |
295/50R15 205/50R15 |
175/65R14 | 185/60R14 195/60R14 |
195/55R14 185/55R15 195/55R15 |
195/50R15 205/50R15 215/50R15 |
185/65R14 | 195/60R14 205/60R14 |
205/55R14 | 205/50R15 215/50R15 |
195/65R14 | 215/60R14 | 215/55R14 | 215/50R15 225/50R15 |
215/65R14 | 225/60R14 215/60R15 |
--- | --- |
185/65R15 | 195/60R15 205/60R15 |
205/55R15 215/55R15 205/55R16 |
205/50R16 225/50R16 |
195/65R15 | 205/60R15 215/60R15 |
215/55R15 215/55R16 |
225/50R15 215/50R16 225/50R16 |
205/65R15 | --- | 225/55R16 | 245/50R16 |
車輌への装着にあたっては、道路運送車輌保安基準に適合(車わく・フェンダーなどとの接触、または回転部分の突き出しがないなど)することを確認してください。
乗用車用ラジアルタイヤサイズ対応表(60シリーズから55・50シリーズへ)は?
標準装着 サイズ |
対応サイズ | |
---|---|---|
55シリーズ | 50シリーズ | |
175/60R14 | 185/55R14 195/55R14 |
195/50R15 |
185/60R14 | 195/55R14 185/55R15 195/55R15 |
195/50R15 205/50R15 |
195/60R14 | --- | 205/50R15 215/50R15 |
215/60R14 | 215/55R15 | 225/50R15 |
185/60R15 | 195/55R15 205/55R15 205/50R16 |
205/50R15 215/50R15 |
195/60R15 | 205/55R15 215/55R15 |
205/50R16 225/50R16 |
205/60R15 | 215/55R15 215/55R16 225/50R16 |
225/50R15 215/50R16 |
215/60R15 | 225/55R16 | --- |
215/60R16 | 225/55R16 | 225/50R17 |
車輌への装着にあたっては、道路運送車輌保安基準に適合(車わく・フェンダーなどとの接触、または回転部分の突き出しがないなど)することを確認してください。
乗用車用ラジアルタイヤサイズ対応表(55シリーズから50シリーズへ)は?
標準装着 サイズ |
対応サイズ |
---|---|
50シリーズ | |
195/55R14 | 195/50R15 205/50R15 |
185/55R15 | 195/50R15 205/50R15 |
195/55R15 | 205/50R15 215/50R15 205/50R16 |
205/55R15 | 215/50R15 215/50R16 205/50R16 |
215/55R15 | 225/50R15 215/50R16 225/50R16 |
205/55R16 | 215/50R16 225/50R16 |
215/55R16 | 215/50R16 225/50R16 225/50R17 |
225/55R16 | 245/50R16 225/50R17 |
車輌への装着にあたっては、道路運送車輌保安基準に適合(車わく・フェンダーなどとの接触、または回転部分の突き出しがないなど)することを確認してください。
スピード記号
スピード記号とはなんですか?
規定の条件下で、そのタイヤが走行できる速度(最高速度)を示すものです。 (例)225/50R16 92V ←スピード記号
A6 | 30 | G | 90 | R | 170 |
A7 | 35 | J | 100 | S | 180 |
A8 | 40 | K | 110 | T | 190 |
B | 50 | L | 120 | U | 200 |
C | 60 | M | 130 | H | 210 |
D | 65 | N | 140 | V | 240 |
E | 70 | P | 150 | ||
F | 80 | Q | 160 | Z | 240 超 |
ロードインデックス
荷重指数(LI・ロードインデックス)とは?
規定の条件下で、そのタイヤに負荷できる最大負荷能力を示す数字です。
(例)225/50R16 92V ←ロードインデックス
このタイヤの場合、92 は 630kg まで OK
71 | 345 | 84 | 500 | 97 | 730 |
72 | 355 | 85 | 515 | 98 | 750 |
73 | 365 | 86 | 530 | 99 | 775 |
74 | 375 | 87 | 545 | 100 | 800 |
75 | 387 | 88 | 560 | 101 | 825 |
76 | 400 | 89 | 580 | 102 | 850 |
77 | 412 | 90 | 600 | 103 | 875 |
78 | 425 | 91 | 615 | 104 | 900 |
79 | 437 | 92 | 630 | 105 | 925 |
80 | 450 | 93 | 650 | 106 | 950 |
81 | 462 | 94 | 670 | 107 | 975 |
82 | 470 | 95 | 690 | 108 | 1000 |
83 | 487 | 96 | 710 | 109 | 1030 |
How To 冬道
冬道での安全走行
冬道での安全走行のポイントは?
急発進は避け、タイヤを空転させないようゆっくりと発進してください。駆動トルクをあまりかけないで、タイヤをスピンさせないようにすることがポイントです。
AT 車では、クリープ現象(アクセルを踏まなくても車が前進しようとする現象)を利用すると、スリップせず、発進しやすくなります。
MT 車では、いたずらにアクセルを踏まず、1000~1200rpm でじんわりと発進します。セカンド・ギアを使うテクニックも効果的です。
坂道発進でのポイントは?
サイドブレーキを使うとより効果的です。どうしてもスリップするようなら、いったんバックして、別のレーンでトライしてみるのも一案です。
雪道でのブレーキングは?
ブレーキは早めに、急ブレーキは避け、エンジンブレーキを上手に使うことです。ブレーキを踏めば踏むほど利くというのは間違いで、タイヤがロックしないように、何回かに分けて踏むポンピングブレーキを使うようにしましょう。
ハンドル操作のポイントは?
急ハンドルは避け、スムーズなハンドル操作を心がけましょう。オーバースピードでコーナーに入ると、リアが滑り出して危険です。コーナー手前で減速を完了しておくようにしましょう。とにかく、車をコントロールできるスピードで走ることが基本です。
タイヤチェーン
タイヤチェーンの種類を教えて。
タイヤチェーンには、金属性のものと非金属性のものとがあります。
かつては金属チェーンが多く用いられていましたが、路面への損傷や乗り心地の点で問題があり、現在では、ゴムや樹脂を材料とした非金属チェーンが主流となっています。
タイヤチェーンの形は?
タイヤチェーンには、登坂性に優れたラダー型、横滑りに強い亀甲型、軽くて取扱いが簡単なスプリング式、また非金属チェーンには、乗り心地に優れたネット型などがあります。
チェーン走行のポイントは?
1.チェーン走行は、時速 30km 以下で行ってください。
2.急発進、急加速、急ハンドル、急ブレーキは絶対に避けてください。
3.連続空転(空回し)は、絶対にやめてください。
4.必ず駆動輪へ装着してください。
5.タイヤとチェーンのサイズが適合かどうか、必ず確認してください。
6.雪のない道路では取り外してください。